店長、お世話になりました。
今週のお題「20歳」
20歳の頃、
半年ほどアパレルショップでアルバイトをしていました。
服屋の店員です。
私は当時、カジュアルな服を好んで着ていたのですが、
その店ではカジュアルだけでなく、
ギャル系やオフィスカジュアル系の服も扱う店でした。
雑誌でいうと、Zipper、小悪魔ageha、non・no…。
女性の幅広いジャンルの服が置いてありました。
店員の仕事のなかに、
トルソー(マネキンみたいなもの)に
店に置いてある服をコーディネートして着せるという
仕事があるのですが、
ギャル系とオフィスカジュアル系のコーディネートが
どうしてもできず。
自分の好きなファッションのカジュアル系なら
何とかなるのですが、
雑誌を見ても、他のファッションのセンスが掴めませんでした。
見かねた店長(女性)が、『勉強』として、
休日を使って、私を町田の109に連れてってくれました。
普段なら入らない、ギャル系のファッションの店舗を
店長の説明とともに回りました。
次の日、早速店長からギャル系のコーディネートを任され、
やってみると、コーディネートがうまく作れたのです。
他のスタッフにも誉められました。
何となくですが、
感覚が掴めたらしいのです。
休日に、私のために付き合ってくれた店長に感謝です。
合わせて、カジュアル系のセンスもUPしたらしく、
店長や他のスタッフに
私の作ったトルソーが評価されるようになってきて、
仕事が楽しくなりました。
カジュアル系のコーディネートは私の担当になりました。
辞めてからずっと会ってないけれど、
店長、どうしてるかな。
店長には、本当にお世話になりました。
常識のない私をちゃんと一から指導してくれて、
向き合ってくれて、ありがとうございます。
意地悪なスタッフにいじめられた時も、
そのスタッフとシフトが一緒にならないよう考慮してくれたりもして、
すごく感謝しています。
私が辞めるときも、
『あなたなら、どこに行ってもやっていける』と言ってくれました。
辛いこともあるけれど、店長がそう言ってくれたから、
何があっても、何とかやっていけそうな気がします。